知ったかぶりの悲劇

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今でこそ英語が出来ますが・・・

 

私は現在TOEIC935点を持ち日本企業で通訳をしています。

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だいたいどこへ行っても「TOEIC935点もあってすごいですね~。」と言われるし、
転職の際にもTOEICの点数が高いというだけで書類選考はほぼ通ります。

仕事で英語で電話やメールのやり取りをしたり、外国人と会話したり文書を英語で読むのにも不自由はしません。

更に英語が全く出来ない人からは、憧れと尊敬のまなざしで見られ、
アラフォーであるにも関わらずチヤホヤされる事が多いです、正直言って。

 

英語が出来るというフィルターがかかっていると、人は素敵に見えるらしいですね。
このように私は日本国内では「英語が出来る人」の称号を持っていると言えます。

(あくまでも日本国内限定です。海外に行くと大したことありません)。

 

しかしこんな自分でも15年前はTOEIC200点程度の実力しかなく、
「英語が出来る人」とはとても言えない状況でした。

周りの人は英語が出来るのに、自分だけ英語が出来ないというのは本当につらいことです。

劣等感のかたまりになるし、自分を卑下して卑屈になって人生すらも否定したくなります。

 

知ったかぶりしてしまい

 

私が初めてものすごい劣等感を感じたのはアメリカの語学学校に3ヶ月通っていた時のことです。
授業で「gender 」という単語が出てきました。

日本語だと「性」という意味なのですが、
それに関して先生が何か面白い話をしていてみんなが一斉にドッと笑った事がありました。

私はgenderの意味が分からなかったのですが、自分だけ知らないというのを周りに知られたくなかったので、
みんなが笑ったのに合わせて一緒に笑いました。

その時の演技は完璧だったと思います。

 

いかにも心から楽しそうに「意味が分かって笑ってます」という顔をしていたに違いありません。

 

演技がうまく行ったのもつかの間、隣の席の韓国人に「ねえ今のgenderってどういう意味?」と聞かれて真っ青になりました。

分からないのに答えられるわけが無いです。

その時はあまりにも動揺しすぎて挙動不審になり、オドオドして沈黙するだけでした。

その時の狼狽ぶりがひどかったせいか、反対側にいた中国人が「性」と紙に書いて渡してくれました。
その時ほど中国から日本に漢字が伝わった歴史的事実に感謝した事はありませんでした。

 

genderの意味が分かったのは良かったのですが、
自分の知ったかぶりが周りの人にバレてしまった事が恥ずかしくて恥ずかしくて、その場から消え去りたい気持ちでいっぱいでした。

本当に自分が情けなかったですね。

 

15年も前の事なのに、その時の心情を今でもありありと思い出せます

この事件後「これからは知ったかぶりするのはやめよう。自分がみじめになるだけだ。」と悟りました。

知ったかぶりをしてもいい事なんて一つも無いです。
分からない時は分からない、と言ったほうがいいのです。

分からない単語は調べればいい。英語で知らない単語があっても恥ずかしいことじゃない。

日本語だって自分が読めない・書けない単語があるのだから英語なら尚更です。

 

知ったかぶりの悲劇事件は、自分の英語人生に大きな影響を与えてくれました。

それにこの一件によりgenderという単語の意味を絶対に忘れる事は無くなりました。

このように、今英語が出来る人だって、最初から出来たわけじゃないんです。
(初めから英語が出来るような顔して生きてるでしょうけどね)。

だれでも初心者時代があったんです。

長い期間をかけて初級者から中級者、そして上級者に段々なって行ったんです。

だから自分がまだ英語初級者だからと言って卑下したり、卑屈にならないで下さいね。

徐々に実力をつけて行きましょう。

 


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